お知らせ
コレクションによるテーマ展示
立体的

2014年1月4日(土)~3月30日(日)
 素材や構造、作品が置かれる空間と関係、その存在感を、個性的に模索した作家たちの作品を「立体的」という視点から紹介しようとするテーマ展です。世代や作風の異なる作品をあわせて展観し、作品の魅力に迫ります。
 本展では、パブロ・ピカソ(1881-1973)の表現豊かな水差しや皿、アントニ・クラベ(1913-2005)の絵画と物質が交錯するような立体作品、抽象化された生命のかたちを探求したヘンリー・ムーア(1898-1986)のブロンズ。また、戦後美術の開拓者・斎藤義重(1904-2001)と、1960~70年代の日本美術を先導した高松次郎(1936-1998)の挑発的ともいえる作品、金属と紙に静かな思索が刻まれた若林奮(1936-2003)の緊張感漲る作品など、約40点を紹介します。
 また、本展では、糸や布の触覚をを越えた新しいかたちを創造しつづける新井淳一(1932-)、シーラ・ヒックス(1934-)、石によって「水を表現する彫刻」に挑み続けた和南城孝志(1949-2003)、平面に多様な像を結ぶ山口薫(1907-1968)らの作品世界にも触れます。
 それぞれの個性が展示室で出会い、ここにまた新たな空間が立ち現れることでしょう。立体表現の豊かな魅力を多角的な視点でおたのしみいただければ幸いです。
コレクションによるテーマ展示<br>立体的<br><br>2014年1月4日(土)~3月30日(日)
<< 前の記事へ  次の記事へ >>